生産設備

生産設備

垂直分割式充填塔:1基(減圧対応)

垂直分割式充填塔イメージ

通常の二塔式蒸留プロセスと垂直分割型蒸留塔の簡略した図を示します。通常の二塔式蒸留プロセスではA、B、Cの混合液を最初の塔に供給すると、1塔目の留出液としてA成分が、2塔目の留出液としてB成分が、2塔目の缶出液としてC成分がそれぞれ得られます。垂直分割型蒸留塔は塔の中間部が分割板で垂直に仕切られていて、分割板の効果で供給側の反対側より中間沸点成分Bを濃縮して抜き出すことができ、2つの塔を集約することにより2つの塔の蒸留分離が1つの塔で行えます。垂直分割型蒸留塔は蒸発器が1つで済み、通常の二塔式蒸留プロセスでは2つの蒸発器で加熱するのに比べてエネルギーが節約できる効果があります。

二塔式蒸留プロセスと垂直分割型蒸留塔の図

バッチ式充填塔:3基(減圧対応:1基)

バッチ式充填塔イメージ

充填塔では充填物の表面で気液接触が行われます。沸点差により低沸点留分は上部へ、高沸点留分は下部へ徐々に分かれていきます。充填塔の塔頂部にはコンデンサー(凝縮器)が付いており、一部を塔内に戻して(Reflux)再度蒸留することで、純度の向上を図っています。

バッチ式棚段塔(バブルキャップ):1基(減圧対応)

バッチ式棚段塔イメージ

棚段塔では気相が上部へ移動するための細かい穴を多数設けた棚板(シーブトレイ)の穴部分にキャップを付けて気相が液相を通過するときに泡立たせることで気液接触面積をさらに増やす棚板(バブルキャップトレイ)を用いた泡鐘塔(ほうしょうとう)で、棚段塔は安定に運転できる操作範囲が広く、処理能力が大きいというメリットがあり、充填塔と同じく沸点差により塔上部に低沸点成分が、下部に高沸点成分が分離されて、塔頂部にはコンデンサーが付いており、一部を塔内に戻して(Reflux)再度蒸留することで、純度の向上を図っています。

主な設備

敷地・建物 敷地面積 3050㎡
(工場練 2280㎡・駐車場 770㎡)
生産設備 バッチ式蒸留塔:2基、バッチ式減圧蒸留塔:1基、
バッチ式バブルキャップ減圧蒸留塔:1基、垂直分割減圧蒸留塔:1基
附帯設備 原料タンク・製品タンク・自動脱水機
試験装置 ガスクロマトグラフィー・水分測定器・溶剤サンプル試験蒸留装置・洗浄テスト装置・洗浄剤蒸留装置・pH測定器・その他
車両設備 タンクローリー・キャブオーバー・バン
分析機のイメージ
分析機
廃溶剤のサンプル分析、また、精製品の成分分析を行っています。
蒸留塔のイメージ
蒸留塔
垂直分割減圧蒸留塔、バブルキャップ減圧蒸留塔により、困難な分離も可能になりました。
キャブオーバーのイメージ
タンクローリーのイメージ
キャブオーバー&タンクローリー
収集運搬の際には、当社のドライバーが責任を持って、安全かつ迅速な運搬を心がけるよう努めています。
また、納品時には当社の車両以外に、契約運送会社に委託しています。

許可書

処分業許可

中間処理(蒸留)

蒸留施設3基
(6.35m³/日)

産業廃棄物処分業 長野県
特別管理産業廃棄物処分業 長野県
収集運搬業許可

タンクローリー:1台

キャブオーバー:2台

バン:1台

産業廃棄物収集運搬業 長野県
特別管理産業廃棄物収集運搬業 長野県
特別管理産業廃棄物収集運搬業 富山県
特別管理産業廃棄物収集運搬業 新潟県
特別管理産業廃棄物収集運搬業 山梨県
特別管理産業廃棄物収集運搬業 岐阜県
特別管理産業廃棄物収集運搬業 群馬県